『シン・サラリーマン』を読んで
ビジネス書の要約You Tubeで有名な「サラタメ」さんが書かれた書籍
『シン・サラリーマン』を読んだ。
600頁と、こんな分厚い本を読んだのは久しぶり。
でも全然苦痛じゃないし、さすがYou Tube同様、飽きない設計がされていると感じた。
2022年、私にとってはようやく社会人の仲間入りを果たしたわけで、
右も左も分からないまま、目の前のことをこなしていくので精一杯だった。
最近やっと余裕が出てきて、このまま普通に研究や教育をこなしていくだけでは、
大学&大学教員に未来はないと感じるようになった。
そんななか、特殊ではあれど一人の「サラリーマン」として、
人生100年時代での新しい生き方を知りたいと思って、この本を読んだ。
ここにある「思考のピラミッド」や「TO DOリストからのGoogleカレンダー」は、
さっそく実践に移しているところ。
それ以外のTO DOとしては…
- 「後で考えよう」じゃなくて、①断る、②即打ち返す、③TO DOリストに入れる、のどれかに仕分ける
- ビジネス書は「ゲームの攻略本」として捉え、自分の悩みに直結する部分だけ読む
- 副業を始める前に、「なぜ副業をやるのか」「いつ、どのくらいの時間を副業に割けるのか」を明確にする(自分にとって「ちょうどいい金額」を知る)
この本の結論は、「出世より、3つの武器」。
人生100年時代に突入して、企業の平均寿命が短くなる一方、
我々サラリーマンは50年近く働かないといけない。
そんななか、もはや出世に価値はなくなる時代になっていく。
そこで3つの武器、すべての土台となる「リーマン力」(筋力)、
自分でスモールビジネスを展開する「副業力」(刀)、
稼いだ資産を守る「マネー力」を勝ち取ることが、
これからのすべてのサラリーマンに求められてくるという。
個人事業主や起業家、民間企業となると、すぐに結果が出ないといけないのに対して、
「サラリーマンで副業」だと、安定した生活のなかで
じっくり育てられるのはとても大きな強みだと感じた。
前半の「リーマン力」は、もっと詳しく知りたいテクニックがたくさん詰まっていて特に面白かった。参考文献リストから追い追い読んでみようかな。