読書記録

『仕事が速い人は、これしかやらない』(石川和男)を読んで

樺沢紫苑先生経由で知った石川和男先生の本を、
ウェブ心理塾で3冊買った。

今回はそのうちの1冊
仕事が速い人は、これしかやらない』について。

✓朝イチで「優先順位の高い仕事」はやらない!

これちょっとびっくりした。

私は樺沢紫苑先生の『神・時間術』を読んで、
朝起きて2~3時間は脳のゴールデンタイムだから、
その時間に一番重要な仕事をすると
夜4時間かかってた仕事が朝やるだけで1時間で終わるというのを知った。

実際それを実践してからというもの、
格段にキャパシティが広がったので、
半年以上続けていた。

でもここでは、なんと、
「朝いちばんに重要な仕事はしない」と。

でもこの本の真意としては、
起きて「ウォーミングアップ」をしてから
重要な仕事に取り組むのがいい
ということ。

たしかに私も、
さすがに起きてすぐは
そんな難易度の高い仕事はできない。

ので、ストレッチをしたり、
アファメーションを聴きながら筋膜リリースしてたり、
1日のシミュレーションをしてたり、
なんかもぞもぞ動きつつ机に向かうことが多い。

これが結構時間のロスで、
起きてから30分くらいしてから作業するのはどうなんだと思っていたところ。

でもこの本を読んで、
あ、それでいいんだって思った。

寝起きの作業の例としては、
「単語帳10ページだけ」
「間違えた問題を集めたノートを3ページ確認」
みたいな、頭をあまり使わないものがいいらしい。

たしかに~~~…
「1日のシミュレーション」と
「今日のTO DOリストに取り組む順番を決める」と
「タスク達成スタンプ」を朝イチでやろうかな。

✓14分間集中+1分間休憩

世界中で流行った時間管理術に、
「ポモドーロ・テクニック」なるものがあるらしい。
知らなかった…。

それは、
「25分間続けて、5分間休憩する」ものみたい。

人間の集中力は一般的に30分くらいとかいうから、
それに合わせたものなんだろうな。

でもこれ、一人で誰にも邪魔されない25分間というのが前提になっているらしく、
会社員には無理でしょうと。

私のような引きこもり大学教員ならそれでいいけど、
会社員には「14分間集中し、1分間休憩」の
15分サイクルが適切だという。

しかも1分休憩なら、
目をつぶって目を休めるのにちょうどいい時間。

問題は、15~25分区切りのタスクを考えるということかも。

それさえ慣れたらすごく便利な時間管理術なんだろうな。
15~25分のなかで、自分に適した時間間隔も探りながらやってみよう。

✓目標をルーティンワークに変えてみる

私、失敗すると
内心わりとクヨクヨもやもやしながら
次の仕事に取り組むタイプ。

やることはもちろんこなすけど、
だいたい次の日には心の重しが50%減、
その次の日には25%減、みたいな感じで、
時間が解決するまで待つしかない。
そういうときは、
ご褒美タイムを作るようにはしているけど…

だからサクっと気持ちを切り替えて、
さっさと仕事できたらいいなとは思う。

結局、「不安で動けなくなる前に行動する」ということらしい。

そのためには、
成果の良し悪しじゃなくて、
「行動の回数を目標にする」
のがいいみたい。

たとえば営業だったら、
「5件の成約を取る」じゃなくて
「週に50件の顧客訪問をする」みたいな。

たしかに、仕事のヒットより
行動したこと自体を評価できたら気持ち的に楽だなぁ。

…まあ、大学教員の場合、
それをどう応用するのか難しいところではあるけど。

論文の発表数じゃなくて、
執筆した文字数を目標にするとかかな。

樺沢先生じゃない人の時間術だけれど、
共通している部分も多いし、
それでも新しい切り口だったりして、
同じテーマで別の著者の本を読むのって
学びが深まるなと思った。

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