企業本社の優位性は今後も続くのか
地域と産業をめぐる専門書をお勉強している今日このごろ。
伊藤正昭著『新地域産業論』を読んでいて思ったこと。
資本を大きくして、規模の経済を働かせる大企業体制は、数十年後の未来においても有効なんだろうかと思った。
多品種少量生産の時代にあって、
企業本社が東京に集まってどうのこうの、
本社移転・誘致政策がどうのこうの、
って、もしかしてもはや時代遅れなのかもと。
小さな会社が、小回りの効く経営で、柔軟に社会の変化に対応していく…っていう方が、地方経済の性に合ってるんじゃないか。
そうなると、本社の研究ばかりしてるわけにもいかないだろうな。
中小企業のネットワーク、産業集積論…
まだ馴染みのないジャンルではあるけど、勉強していく価値は充分にあるだろうな。