
伝統料理を生かして漁業に付加価値を
苦難を強いられる状況。その苦難を逆手に取った発想。そこにさらに付加価値を加える。
「NHK地域づくりアーカイブス」にて、
「サキどり↑」の
「被災地だからこそ新ビジネスを!」
(2014年9月14日放送)を見た。
東日本大震災から3年半後の放送。
何もかも流されたという岩手県大船渡市で、水産物販売業を営む八木さん。
震災後1カ月の時点で、
「震災前に戻すのはやめよう。どうせなら、それよりもっといいものを」という発想に至り、
漁の様子をネット中継したり、捕れた魚をネットで全国販売しているという。
それだけじゃなくて、漁師料理の伝統を生かして加工販売を拡大する活動も。
そのためには、解凍しても鮮度を保てるような、特殊な冷凍技術が必要。
そこで、全国の投資家に呼びかけて資金を募り、最新技術を生かした加工施設を建設。
漁師さんともアイデアを出し合い、地域の文化・風土を生かして付加価値をつける漁業を模索しているという。
ははあ…震災後1ヵ月の人の精神状態って、
私のちっこい脳みそでは想像だにできないけれど、その状態からアクションを起こせるなんて…。
頭が上がりません。
そんな一人の不屈の精神、柔軟な発想、行動力に感化されて、
周りの漁業関係者も楽しそうに、一緒になって挑戦しているのを見ると…
ああ、「自分が変われば周りも変わる」ってこのことなんだなぁと。
私たちは、ついつい環境や出来事、周りの所為にしがちだけれど、
「自分ごと」として考え、行動すれば、結果は出るし、周りも変わるのね。
企画を考えても、なかなか人が集まらない、
住民も学生も活気に欠ける雰囲気を痛感しているなかで、勇気の出るお話でした。
っていうかこの特殊な冷凍技術、加工施設、マネできないかなぁ。
この事例は「被災地」っていう、直接人の心に響きやすい点を強みに変えて、
ストーリーを立てたからこそ、個人投資家たちも共鳴したわけで。
浜田でじゃあ、どんなストーリーができるんだろうねと。
大学教員という立場から、研究プロジェクトとして扱うこともできるかも。
そしたら予算の出どころはもっと幅が広がるかも。
