NHK地域づくりアーカイブスより

伝統野菜を育てて加工販売

「自然との対話」。
これも立派な創造性仕事であり、精神活動になるんだなあ。

「NHK地域づくりアーカイブス」にて、
食卓へのおくりもの~第47回日本農業賞~
(2018年3月25日放送)を見た。

三浦雅之さんは、全国各地の伝統野菜を調査研究してきたという。

希少な種を分けてもらい、それを奈良の地元農家に育ててもらっている。

こうしてできた野菜は三浦さんが買い取り、農家レストランでお客に提供。

普段めったに見られない野菜は、なんとも色彩豊か。

野菜の良さ、甘みだけじゃなくて、郷土の食文化や歴史も伝わってきそう。

この活動全体は、「プロジェクト粟」というかたちで実施されている。

これにより、伝統野菜の調査研究から生産、販売、加工がつながり、農業の6次化が実現されたという。

地元農家が加工品の生産をしたり、定年退職して農業を始める人も出てきた。

これまで農業に縁のなかったシニア世代が、毎日の充実や健康維持に役立てている。

機械に使われていた受け身仕事から解放され、
新しく始めた農業では、自分の頭を使って、
「こうすればどうなるかな?」と創造的に働くことを楽しんでいるそう。

傍から見たら疲れそうな農業でも、「やらされ仕事」ではなく創意工夫を楽しんで、
大地のエネルギーに触れるというのは、逆に力がわくもの
らしい。

三浦さんの取り組みは、農業の振興のみならず、文化の継承の面からも、「地域づくり」につながっている。

「伝統野菜」という概念自体、あまり馴染みのないものだったけど、島根にも色々あるらしい

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