
地元食材とシェフを集めて「A級グルメ」の町づくり
「NHK地域づくりアーカイブス」にて、
「あなたの隣の奇跡」の
「過疎の町に“A級グルメ”の店が続々オープン」
(2019年10月25日放送)を見た。
人口減少で需要は小さくなっているはずなのに、「A級グルメ」店が続々とオープンしている島根県の邑南町。
この「A級グルメ」店では、邑南町の食材を使った一流シェフの本格料理が食べられる。
たとえば、銀座の一流シェフが経営するA級グルメ店(町立)は、
島根では珍しい3,000~10,000円という価格設定にも関わらず、全国からお客さんがやってくる人気店。
週末には行列ができるほど。
お客さんに溢れた店内が、もはや島根県とは思えない感じ。
ほかにも、料理人に移住してもらう策として、町を上げて料理人を育成する「耕すシェフ」制度を設けた。
一流のシェフに3年間教わりながら、月に17万円の生活費が支給されるという。
この研修制度によって、研修生は9年間で50人、うち8人がA級グルメの店をオープンしたという。
邑南町の野菜に魅力を感じた観光客は、さらに道の駅で邑南町の野菜をたくさん買って帰るんだとか。
こういった「グルメのまちづくり」の仕掛け人は、なんと役場の職員。
紆余曲折あったようで、最初は都会のレストランに食材を売り込もうとしたそう。
でも生産量が圧倒的に足りず、都心の料理店に売り込むのは断念。
それでも、良い調理人が良い地元食材を扱っている店に、
全国からお客さんが集まっているのを見かけたことで、
今度は一流シェフを呼び寄せたり、地域で育成する試みを行うようになったという。
たしかに、町のなかに一流料理店が点在したら、全国からグルメがひっきりなしにやってくるよね。
都会のグルメは舌が肥えてそうだし。
人生を豊かにする趣味や遊びにお金をかける人も多いだろうし。
「地域に人がいないから、飲食店なんか出してもやっていけない」ではなく、「料理人さえいれば地域は盛り上がる。
だから町全体で料理人を育成する」という発想。
これを町役場の人が動かしていることに一番の驚き!
なんだか、行政の人らしからぬ雰囲気もあるし(褒め言葉)。
東京の一流料理店に足繁く通って営業かけまくったらしいけど、これだけのことをするには相当エネルギーを使うだろうな。
ましてや人件費削減でどんどん仕事量の増えている行政職員の立場で、これだけ規格外のことを、
しかも恐らく一人で企画するとなると…どんだけパワフルなんだろうって感じ。
こんな学生を育てていきたい。
