地域づくりでアイディアよりも重要なこと
株式会社早稲田大学アカデミックソリューション マーケティング室主催の
大学業務ソリューションセミナー
「『地域立大学』の特色を活かした先駆的教育手法による地域貢献の取組み」 に参加した。
今日学んだこととしては…
①松本大学では、高齢者が多い地域特性を活かして、
健康意識の高い住民のための「健康教室」を大学教員や学生で開催している。
(面白い!うちのキャンパスはド文系だからできないけど、
「地域づくり教室」とか「英会話教室」みたいなことが大学で提供できたらいいのにね)
②地域づくりの経験を積んだ卒業生に、
地域総合研究センターの特別調査研究員(任期3年)になってもらって、
研究論文を書いてもらう「地域づくりインターンシップ戦略事業」。
最終的に「松本市地域づくりヤングマイスター」に認定され、
地域づくりのリーダーを育成する仕組みができている。
(私だったら「ヤングマイスター」なんてダサすぎる称号は辞退しそうなもんだけど、
中身としては参考にしたい)
③大学が地域に貢献しすぎて、地域全体が大学におんぶにだっこ状態。
頼んだことをこなしてくれる便利屋扱いではなく、学び合う意識が大事。
(地域貢献をもっと追求した先に、こんな現実が待っているとは…人間の本性というかなんというか)
結論。
地域づくりにとって、アイディアよりも重要なのは、
それを「実現」するだけの「熱量」と「行動力」だと思う。
結局、一番のネックは、「大学生が参加してみたくなる企画をどう生み出すか」ってこと。
このセミナーに参加した人の多くは、恐らくこういう関心から参加しているんじゃなかろうか。
いやたしかに、他の大学ではなかなかやっていない「先駆的」な活動だから、
今日も勉強にはなったけれど。
でもこの話は、「もともと地域に関心のある学生」
「地域をなんとかしたいと行動できる学生」が一定数いるから成立しているのであり、
私の本務校含め、多くの大学ではそんな学生は少数派である。
地域づくりの取り組みって、アイディアや成功事例などの材料はいくらでも揃えられるし、
面白い取り組みも考えようと思えばいくらでも出てくる。
差がつくのは、それを「実現」するだけの「熱量」と「行動力」なわけで。
「熱量」は、地域への愛着、シビックプライドの形成が必要になるだろうか。
問題は、「行動力」だよなぁぁぁ…。
「スマホでYouTube見てゴロゴロしてたい」
「地域のことなんか誰かがやればいいじゃん」っていうのは、
学生だけじゃなくて、地域住民の大人たちにも言えることで
(だからこそ、地元の高齢者も「おんぶにだっこ」なんでしょう)。
この気持ち悪い空気感が変わらないことには、アイディアだけが走る感じになりそうだ。
…思わずため息が出ちゃうよね。
そんな少数派が集まれば、きっと力になると思って、
「Here I am」と発信し続けるしか、今はできないかな。

