
地域の宝を復興の力に-地域全体で支えあうみかん作りの町-
「地方移住」に魅力を感じる都会の人は少ないかもしれない。
でも、単発で、短期的に住み込みで農作業して、新しいスタートのための資金稼ぎとかなら、コロナ不況のなかでニーズはあるはず。
「NHK地域づくりアーカイブス」にて、
「ふるさとグングン!」の
「地域の”宝”を復興の力に」
(2020年12月13日放送)を見た。
2018年の西日本豪雨により、愛媛県宇和島市では特産品のみかん畑も大きな被害を受けた。
吉田町玉津地区では、行政を待たずに、若手農家が自ら復旧作業をおこなったという。
さらに、地域の復活を目指して、みんなで会社を設立した。
きれいなホームページを作成し、自慢のみかんやジュースの販売も。
それから、みかんの調達方法にもひと工夫。
普通、ネット通販でみかんを販売するとなると、消費者と直接やり取りすることになる。
それを、この会社では、いったんJAに出荷し、他の農家のみかんと一緒にJAから買い戻す。
そのみかんを、ネットで販売するんだとか。
JAを介することで、やや値上がりして利益分は減るものの、すべての農家のみかんを販売できるようになる。
(自分たちのことだけじゃなくて、他者貢献、giveの精神ですね)
一方、JAも農作業ボランティアを募るなど、復興や人手不足の問題に取り組んできた。
でも、コロナがはじまって、県外のボランティアは来られなくなってしまった。
そこで、収穫ボランティアを県内に絞って募集。
地元の郵便局でポスターを掲示したり、松山市で説明会を開いたり、SNSで収穫方法を発信したり…まさにあの手この手。
その結果、900人の参加申し込みが。
なかには高校生も!
ボランティアを終えると、1時間あたり700円のクーポン券がもらえる。
クーポンを使って地元で消費すれば、さらにお金も回る。
さらに都会の企業とも協力し、もっと地域に人を呼び込もうという動きも。
たとえばコロナで仕事がない都会の人が、ひと月でも住み込みで働けば、新たなスタートを切るための初期投資にもなる。
いつの時代も需要のある農業は、ある種、安定的という意味で、注目している企業もあるんだとか。
そうか、不安定なタイミングで、都会の企業と農家たちの企業とで提携を結ぶという選択肢もあるんだね。
