とある大学教員のひとこと日常広場

浜田を元気にするアイデアコンテスト

アイディアだけじゃ、意味がない。

島根県立大学浜田を元気にするアイデアコンテスト MAKE DREAM 2022」を聞きに行った。

はまだ産業振興機構が主催しているイベントで、浜田市の地域資源を活用した事業プランを県大生が競うもの。

過去のアイディアでは、実際に実現したものもあるとか。

横国OBの浜田市長はじめ、審査委員の方々にご挨拶の機会をいただくのが本来の目的だったけど、大掃除も終わったし、ついでに聴講。

23人の予選を勝ち抜いた5人のプレゼン。

飲食店のウェブサイト制作、ミニFM、断食村、ドローンフィッシング、石見神楽と、いずれも「ユニークで新しい」という総評。

エネルギッシュなプレゼンもあれば、とつとつと秘めた情熱を語っているものもあり。

どこかナルシシズムを感じるものの、たったひとりでここまで考えられたのなら、さすが最終プレゼンだなあという感じ。

冒険心の少ない県大生とは思えない、トガった学生たち。

こういう企画に参加する学生が23人もいる、っていうことが印象的だった。

私もさんざん、あれやこれやと学生に投げかけたりしているけど、特に反応がないことが多いので、やり方が悪いだけってことが分かってよかった。

ちゃんと、「地域のために」考え、アクションを起こせる学生は一定数いるんだね。

問題は、最優秀賞者はともかく、惜しくも選ばれなかった学生たち含め、果たしてそのアイディアを実現しようとアクションするのか、ってこと。

そこらへんのサポート体制が不透明なんだよなぁ。

アイディアで終わっちゃったら意味ないよね。

基本的に、「思いついたならやってみたらいい」と思うけど、さすがにこの規模感の事業となると、学生だけでは難しいだろうし。

江津のコンペみたいに、書類審査から最終プレゼンまでの期間に、色々な人がフィードバック・ブラッシュアップに協力してあげるようなバックアップ体制が必要でしょう。と思う。

というか今日は朝から横殴りの雪で、ちょー寒い。転びそうだ。

空の色の不穏さよ。

明日東京に帰るんだけどなぁ…無理かなぁ。

この、17時の大学とは思えない、人のいなさ具合。

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