研究ノート

芋煮鍋を囲んで一緒に食べる楽しさを体験

地元の農家と小学校とのつながりによって、食事への意識を高めたり、地域で子どもを育てる環境ができる。

「NHK地域づくりアーカイブス」にて、
「食べてニッコリ ふるさと給食」の
イモ煮鍋給食 ~埼玉・所沢市~
(2010年12月14日放送)を見た。

核家族化が進んで、子どもだけで食事をする「孤食」が増えている。

埼玉県所沢市の和田小学校では、アンケートの結果、朝食を「一人で食べる」or「子どもだけで食べる」と回答した生徒が半数だったという。

子どもたちが、食事のマナーや感謝の気持ちを教わる機会が減っていることに危機感を感じた栄養教諭の小林洋介先生。

「まずは食を楽しむ体験を重ねてほしい」と、シェフ姿で給食をふるまうなかで、生徒もどんどんおかわりしてる。

それから、給食の野菜を作っている地元農家に協力してもらって、農業体験の授業も。

そのあと、地元農家の人たちと一緒に給食を食べることで、会話も盛り上がる。

(この小学生たちのリアクション、全くすれてないというか、普段から大学生を相手にしているとびっくりする)

地域の人とのつながりもできるので、「子どもを社会全体で育てる」地域に。

さらに親子で参加する料理教室も開催して、ともに食事をする機会を誘発しているそう。

普段は仕事ばかりで、子どもと接する時間の少ない親御さんにとっても貴重な時間になっている。

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