菌の力で発酵の里づくり
「NHK地域づくりアーカイブス」にて、
「サキどり↑」の
「進化する“菌活”最前線」
(2015年9月6日放送)を見た。
「発酵」といえば、私のなかでは「もやしもん」のイメージが。
アニメを見ただけだけど、それだけでも奥が深くて可能性を感じたものなぁ。
管理や扱いをちょっと変えただけで、全部ダメになったり、全然違うものになったり、
ものすごく繊細な世界だと感じた。
ということで今回は、江戸時代から日本酒や醤油の生産地として知られる、千葉県の神崎町。
でも、戦後は他の産地に押され気味だったそう。
そんななか、340年続く酒蔵の24代目は、自分の田んぼのこうじ菌に注目。
それを発酵させて作った日本酒が、高級料理店にも高く評価されたんだとか。
こうして始まった酒蔵祭りや、発酵をテーマにした道の駅は観光客に大人気。
町の人口の5倍とか10倍の人がやって来る。
みんな、麹をクラッカーにのせて美味しそうに食べていた。
どんな感じなんだろう。気になる。甘酒とかもあるのかな。
さらに神崎町は、地域の食材を地域の菌で発酵させることで、「発酵の里づくり」を目指している。
「発酵の里づくり」って、いい響きだなあ。
たとえば、空き家を改装して、漬物や麹づくりなど、発酵を体験できる場を提供しているそうな。
「何もない」と思って地域を見つめるんじゃなくて、もともとあるものに目を向けていく。
そこから価値を生み出す。それが、地域おこしの「核」になる。