講義の面白さとは
講義の面白さってなんだろう。
講義に求められる面白さ、魅力ってなんだろう。
…と、最近すごく思う。
まあ、「学生が退屈しない授業」というのは、
YouTuberみたいなことをやるってことなんでしょう。
それは分かってるけども、
まず、いきなりそんなことできたら
大学の教員なんてやってる人いないっしょ、っていう。
我々、基本は独善的なオタクなんで。
もう一つ。
たしかにああいう人たちは本当すごいなと思うし、
裏でものすごく努力されてるんだと尊敬する。
でも、それを見てる人たちのほとんどは、
「へぇ~そうなんだ!知らなかった」
「分かりやすいし、面白い!」
っていうくらいの感想で、
3分後には忘れてると思うんだよね。
全然身についてないと思う。
9割の聴衆は人に説明できないでしょ。
それは脳に負荷がかかってないから。
エンターテイメントとしてそれは正解なのかもしれないけど、
教育として、長期的に学生の”学び”を思うなら、
学生にこびへつらってないで、鬼になる覚悟が要るんだと思う。
そのうえで、「面白い講義」というものを考えると、
「知的好奇心を刺激する」「ちょいむず」
っていう要素は入ってくるのではないかと。
他にもあるだろうし、
ずっと問い続けてアップグレードしていこう。