逆行する日本
日本経済をむしばむ地域経済の衰退、人口減少の問題。
日本の政策文書では、その根本的な原因を科学的に解明することなく、
地方行財政制度の問題としている。
地方が国へ過度に依存している。
なので地域間の競争で活性化しましょう。
自分たちで判断して、財源を確保して、
魅力ある地域づくりをしてくださいと。
「自立」といえば聞こえはいいけれど、
市町村合併のために用意された理屈でしかないわけで。
だから、まずは冷静に現状を認識する必要がある。
生産活動に従事しない高齢者が増加するなか、
従来の産業立地政策で地域振興してもしょうがないし。
肝心の働き手の変化をみていくと、
農林漁業、製造業などの「ものづくり」分野が衰退して、
医療・福祉系の「サービス経済化」が進んだことがわかる。
岡田(2021)曰く、この背景には、
製造業の海外生産シフト、
市町村大合併などによる地方建設業の後退、
高齢化による医療・福祉需要の拡大などがあるという。
非正規雇用&低賃金の問題をどうにかしないことには、
少子化の歯止めがかからないなんて、
みんな分かってることなのにね、
労働者派遣法が改悪されたりして、
ワーキングプアは助長されるばかり。
参考文献:岡田知弘(2021)『地域づくりの経済学入門』自治体研究社