とある大学教員のひとこと日常広場

10月16日 高校生

志願理由書には、
目的意識の有無が顕著に出る。

もちろん、高校生の段階から、
将来を見据えたビジョンを掲げていないといけないわけではないけれど、
一般入試でないなら、大学で何を学んでどう活かしたいのかが
はっきりした人を採るもんなんじゃないかって思う。
そうでない子は一般で採れば良し。

それなのに、
「一般以外にもチャンスがあるなら…」もしくは、
「受験をとっとと終わらせたい」、「勉強したくないから」、
っていう印象の強い受験生も一定数。
普通に勉強したら入れるんじゃない?っていう。
高校の先生方、進学率を上げたいなら、
そこらへんは責任感をもってご指導いただきたいであります。

だから、大学のHPから自分の経験談に無理やり当てはめてるようなのは、
読めば分かるし、面接してもさほど印象は変わらない。

それくらい志願理由書って大事なんだということが分かった。

だからね、高校の先生には、面接練習っていうより、
もうちょっとチェックを入れてあげたり、
内容を掘り下げてあげてほしいなぁ…って思った。

でも、高校の先生も忙しいなか、
一人ひとりに対して時間をかけて、
アカデミックな観点から掘り下げようにも限界があるので、
オープンキャンパスで何かできたらいいのにね。

志望の度合いが高い受験生を対象に、
本学で学びたいことについて
一緒に掘り進めていける場があったら、
面接の質も上がるだろうに。

まあちょっと、これは来年の課題かな。

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