とある大学教員のひとこと日常広場

10月21日 地方移住

連日外出していると、
一日中家の中で引きこもれる日がものすごく恋しくなる。
今日はそんな貴重な休日。
休日といっても仕事はするけど、
外に出ない日は休日ってことで。

それはさておき、今日は地方移住について。

コロナでリモートワークの機会が増えてから、
移住促進のチャンスを掴もうとする動きがある。

でも、牧瀬(2021)『地域づくりのヒント』にあるように、
多くの自治体が目指しているわけだから、競争が激しくなっているのも事実。

国の補助金目当てとなれば、
その要件を満たすために調整するので、
どうしてもおんなじような内容になりやすい。
でも差別化しないと競争で淘汰されるだけ。

しかも、都会に住んでた人が
急に過疎地域に住むっていうのは結構なハードルがあるわけで。

これは私自身、東京出身でありながら
島根に就職した身として、痛感しているところ。

まず、公共交通機関で生きていけたのが、
車なしじゃ無理という環境。

通勤ラッシュ地獄から解放されるのは大きいけれど、
ちょっとした買い物もままならないのはしんどい。
まず車を買わないとだし。

家庭が既にある人はもっと動きづらいよねっていう。

よっぽどその土地に愛着がない限り、
永住とはいかないでしょうと。

でもこう…島根に来て、
「大変でしょう?こんな何もないところで」と
あちこちで言われたりして、
地元の人からみても
そんなに魅力のない地域なのかと思ってしまうという。

Pocket
LINEで送る