
世界遺産の町が進める「身の丈にあった町づくり」
去年の今頃、教員採用の面接で、初めて島根に来た。
前日入りして、出雲大社のほかにもう一か所行ったのが、石見銀山。
冬場はオフシーズンらしく、バスの本数もままならないなか、
時間の都合上、資料館だけみて終わるという悔しい思い出。
いつかリベンジを果たすつもり。
今回は、そんな世界遺産のまちづくりについて。
この話を知ることで、「身の丈にあった町づくり」ができるようになる。
結論としては、
「地域の問題を自分事として捉えられる人の多い地域は、
そのエネルギーを学びや行動に変換でき、新しい挑戦も続けられるので、生き残る」
ということ。
「NHK地域づくりアーカイブス」にて、
「サキどり↑」の
「地域の宝を掘り起こせ!“産業遺産”」
(2014年7月6日放送)を見た。
2007年に世界遺産に登録された島根県大田市の石見銀山。
世界遺産に登録された観光地の末路といわれる「観光客の急激な増減」や「景観破壊」。
そういったリスクを見越して、身の丈にあった町づくりを進めていこうとしているのが、住民と行政による街づくり会議。
交通規制や建築規制はもちろん、大規模チェーン店の参入規制を導入しているところから、きちんと海外の事例も勉強されている様子。
さらに、これまで知られていなかった魅力として、歴史の掘り起こしなんかにも取り組んでいるし、遺産ガイドの養成にも力を入れている。
そうか、バスの本数がなかったのは、この「身の丈にあった町づくり」という意図があったわけか。
ネットでさんざん調べたわりに、なかなか「求めている情報」にたどり着けなくて、
現地の資料館でやっと分かる感じだったから、
そんなに住民の意識が高いところだとは知らなかった…。
ここで得られた気づきとしては、
①自分たちの地域に対する愛着、誇り(シビックプライド)の形成が大事。
②住民たちで話し合って、どういう地域づくりをしていきたいか、ビジョンや方向性を共有する。
③そのビジョン(今回は「身の丈にあった町づくり」)の実現のために、国内外の成功事例&失敗事例から学ぶ。
地域の問題を自分事として捉えられる人。
そのエネルギーを学びや行動に変換でき、新しい挑戦も続けられる。
そういう人が集まれば、地域はどんどん変わって、生き残る。
この石見銀山では、「身の丈にあった町づくり」がビジョンだったけど、
他のビジョンでも言えることだよね。
まずは、自分が「どんな地域にしていきたいか」というビジョンを言語化して、
周りの人と共有していくことから。
