研究ノート
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戦後の地域開発の問題点
戦後おこなわれてきた地域開発政策。 国が主導して、トップダウン的に推し進められてきたいわゆる「全総」の何が問題なのか。 それは、「住民の生活領域としての地域」ではなく、「資本の活動領域としての地域」とみなしてきたところに…
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地域が衰退した理由
地域産業の後退、就業機会の縮小・不安定化はいったいなぜ起こったのか。 これについて岡田(2020)は、「二重の国際化」を指摘している。 まずは「企業の海外シフトと資本蓄積の国際化」。 地方に立地していた工場は閉鎖され、国…
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逆行する日本
日本経済をむしばむ地域経済の衰退、人口減少の問題。 日本の政策文書では、その根本的な原因を科学的に解明することなく、地方行財政制度の問題としている。 地方が国へ過度に依存している。なので地域間の競争で活性化しましょう。自…
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誰のための「地域」なのか
世界地図とか日本地図をみていると、あたかも「一つの国を細分化すると、地域がある」ように錯覚したまま、金太郎飴的な「地域」として捉えがちになるけれど。 岡田(2021)は、「人間の生活領域」の積み重ねが国となり、世界となる…
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ストーリーが大事
尊敬する他大学の先生の研究プロジェクトに参加させていただいている。 指導的観点から様々なアドバイスをいただくばかりで、どっちが研究協力しているのかと思うほど。 そんななか、先日の学会での発表の内容をお褒めいただき、「スト…
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学会
環太平洋産業連関分析学会に参加するため、桃山学院大学へ。 浜田から大阪に行ってみて思ったのは、浜田から東京の方がずっと楽で早いということ。 今度大阪に行くことがあったら、素直に広島まで出て新幹線を使おうと思った。 今回は…
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初・お茶会
島根に来て数ヶ月。 「ほのぼのとしていいところだな」と思う反面、「惜しいな…」と思うことも多く、モヤモヤした日々を送るなか、この地域のために何かできないかと思っていた。 大学・民間・行政など色々な立場の人が学び合い、議論…
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11月4日 シティ・プロモーション
牧瀬(2021)曰く、 筆者はシティプロモーションを「都市・地域の売り込み」と考えています。この「都市・地域」には、自治体名などが入ります。戸田市(埼玉県)の場合は「戸田市の売り込み」となるし、西条市(愛媛県)は「西条市…
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お茶会企画
実は今、お茶会を企画している。 島根に来て数ヶ月が経ち、ここって、いい意味で「ほのぼの」しているんだけども、経営者としてはとても残念だなぁと思うことが多々ある。 マーケティング感覚がそもそもなくて、広報とか集客の技術もな…
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仕事道具、パソコンについて
東京と島根の往復が多い私にとって、身軽に動ける工夫は大きな課題。 もはや精神のよりどころとなっている海外の刑事ドラマを、いつでもどこでも見たいので、ノートパソコンとiPadを持ち歩いていた。 なぜどちらも持ち歩くのかとい…