とある大学教員のひとこと日常広場

ChatGPTでレポートを書く学生が現れたら…

質問を投げかけると、精度の高い答えが返ってくるというChatGPT。

この存在を知ったとき、私が思ったことは、

これ使ってレポート書かれたら困る…!

ということ。

ただでさえ、ネット記事やウィキペディアの乱用が目立つレポートの問題に、さらに難題が降りかかってきた。

ネット記事など、ウェブ上の文章であれば、剽窃チェックソフトで対応できるのだけど、果たしてChatGPTはどうか…?

ChatGPTのリソースがネット記事等であれば、まあ間接的に処理できるということかな。

もしくは私自身が、事前に、ChatGPTをひと通り試して、似たような文章を見かけたら減点していく方式でもいいかも。面倒が増えるが。

ただ、小賢しい学生は、ベースとなる文章をChatGPTで作成し、それをチョコチョコ修正して提出するかもなぁ。

現時点でも、ネット記事っぽいのをごちゃまぜにして出してくる輩は多いし。

本来なら、そういうのは片っ端から単位あげないようにするのが理想なんだけど、そんなことしたら誰もクリアできないっていうね。

実際に私もChatGPTを試してみたら、学生のレポートより、だいぶまともな文章が出来上がった。

たしかにまだ回答は薄っぺらいんだけど、模範的な回答ではあるのよね。

でもこれに頼って生きていたら、もっともっと人間は頭を使わなくなるかも。

もともと自分の頭で考えることを意識している人なら、うま~く活用するんだろうけど。

危険なシロモノだわ。

で、レポート課題のこれからを考えると…

んん~~~……

ツールが便利になったぶん、ハードルの高い課題を出してもいいということかしら。

これまでは、薄っぺらい考察でも大目に見たけど、「ChatGPTを使っている可能性がある!」とみなして、バッサバッサ減点してもいいかも。

本当に、自分の頭を使ってアウトプットしている学生との差別化を図る方針でいこう。

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