市民の共感を育てる
戸田市では、インナープロモーションとして、
市民の誇りや愛着心の向上のためにも、
スマートフォンアプリ「tocoぷり」なるものを
2014年に開発したらしい。
この手のアプリ開発は
私の地元でもやっていたけれど、
何がすごいって、
戸田市の場合は、
ちゃんと市民や市民活動団体等の意見を把握しながら
アプリ開発したっていう。
私の地元(東京郊外)では、
たしか300人とかしかダウンロードしてなかったけれど、
戸田市の場合は1万件以上、
市民の約1割がダウンロードという驚異的な数字。
たしかに地域の情報とか
防災情報とか、
市民目線で欲しい情報がちゃんと入ってる印象。
羨ましい。
特に今住んでいる島根は
引っ越して日が浅いし、
すごく田舎だから、
欲しい情報があっても
ネット検索に引っかからない現象が多発していて、
ストレスだったりする。
羽田空港から萩・石見空港に行こうとしたとき、
現地(島根)が大雨で、
土砂災害警戒情報が出てることに気づいたときは
割とパニクった。
だって、
その日に最終講義があったから。
でも空港から大学までのルートは、
土砂災害警戒区域が点在していて、
ちょっと怖かった。
結局、事務の人に現地の様子を聞いた結果、
東京の実家に引き返して、
オンライン授業に切り替えた。
現地の人からすると
大げさな対応だったかもしれないけど、
都市圏にずっと住んできた人間からすると、
「土砂災害警戒区域」というのは
割とビビる案件だと思う。
だけども
全然、リアルタイムの情報が出てこなくて、
一体どこから情報を仕入れたらいいのか
すごく悩んだなぁ。
行政のHPも色々探したけど、
欲しい情報がいまいち得られず。
なんだろうな…
この、いちいちポイント外してる感じ。
話は戻って、
戸田市はこういうインナープロモーションを積み重ねて、
「住み続けたい」と考える市民が増えているらしい。
その背景には、
戸田市への共感や誇りの意識が
市民に浸透しているとか。
うん、頑張ろう、島根。
まずは「アンテナを張るところから」と言いたい。
行政でも民間でも。
参考文献:牧田稔『地域づくりのヒント』