島根の特徴をデータで分析してみた

地域経済分析システム(RESAS)で島根県のデータ収集をしてみた①人口マップ

自治体の取り組みを
情報面から支えてくれるという「地域経済分析システム(RESAS)」。
前々から気にはなっていたけど、
ちゃんと使ったことはあまりないので、
今回は島根県で色々調べてみた。

トップページの左上「マップを選択してください」をクリックすると、ずらっとメニューが出てくる。
へぇ~こんなにあるんだ。

  • 人口マップ
  • 地域経済循環マップ
  • 産業構造マップ
  • 企業活動マップ
  • 消費マップ
  • 観光マップ
  • まちづくりマップ
  • 医療・福祉マップ
  • 地方財政マップ

まずは「人口マップ」から。
さらに細分化されていて、

  • 人口構成
  • 人口増減
  • 人口の自然増減
  • 人口の社会増減
  • 新卒者就職・進学
  • 将来人口推計
  • 人口メッシュ
  • 将来人口メッシュ

があるみたい。

このうち「将来人口メッシュ」を選んでみる。

画面右側で
市町村とか色々細かく設定したりできるみたい。

マウスのスクロールを使って
ズームを調節できるっぽくて便利。

…でも、あれ?

これ、地図でよくみる緑色だけど、
メッシュ分析上の緑(2,500~4,000人)って解釈ってこと?
違うよね?森だよね?
謎のアルファベットと数字もある。
そもそもどうやって見たらいいんだ。

ってなったので、
右上の「ヘルプ」を開いてみる。

「操作マニュアルダウンロード」のページが出てきた。
ひとつひとつPDFのマニュアルがあるみたい。

読んでみると、
どうやら右側の「メッシュ読み込み」のメニューを選択する必要があるらしい。

既定は「メッシュなし」なので、
「透過率50%(薄いメッシュ)」か
「透過率80%(濃いメッシュ)」を選ぶ感じみたい。

メッシュ統計とかお勉強したことがなくてよく分からないけど、
単純に色の濃度の違い?

透過率50%(薄いメッシュ)Ver.

透過率80%(濃いメッシュ)Ver.

青~~~い‼(笑)
まあそうだよね。

そうかこれ、
地名表示が見えなくなるのが嫌だったら薄い方で、
色の違いをはっきりさせたいときは濃い方を選ぶってことか。

これだともはや何がなんだかよく分からないので、
もうちょっとズームして
地名が分かるようにしてみる。

ほほぅ。
松江市と出雲市周辺は、
かろうじて2050年は
1kmメッシュ当たり2,500~6,000人いるけど、
そのほかはもう1,000人いるかいないか
なのね。
大田市、浜田市、益田市もそれくらい。

あれ…それって多いの?少ないの?
ちょっと想像がつきにくい数字。

ほかにもいじってみようか。

右側のメニューには、
区分メッシュ度数グラフ」なるものもある。

「指定した地域(都道府県、市区町村)のメッシュ数及びメッシュ累積度数、人口累積度数について
グラフで見ることができます」
だって。

右メニューの「区分メッシュ度数グラフ」をクリックすると、

表示レベルを指定すれば
都道府県単位でも市町村単位でも出せるみたい。

うわぁ…
これって1kmメッシュ当たり40人以下がほとんどってことでしょう?
40人いれば十分じゃない?って気もするけど、
0人も含まれるんだもんね。こわ。

ああでもこれアレか。
森林地域も入ってるんだもんね。
島根はどこもかしこも森というか山だから、
それはそうなんだろうね。
そもそも住める地域の割合が少ない。
山中にポツポツ家は建ってるけど。
平地に限定して表示できないかな。

あと、「地域選択のグラフを表示」っていうのがあって、
選択した地域の総人口の推移が分かる。

しかもこれ、複数のエリアを選択できるし、
地図上で選びたい地域をドラッグして選択できるので、自由度が高い。
山地を避けて平地を切り抜くことができる。ざっくりとだけど。

まず右メニューの「任意の地域を選択する」にチェックを入れる。

地図上でドラッグした部分が四角く表示されて、
そこに名前を付けられるらしい。

最大6地域まで選んだあと、
「地域選択のグラフを表示」をクリックすれば、
それぞれのエリアの総人口の推移が比較できる。

出雲はゆったり推移してるけど、
松江の減り方すごいな。

本当は、松江・出雲・大田・浜田・益田の駅周辺を選択したかったんだけど、
島根が横に広すぎて、
地図上に一度に表示できず選択できなかった…。
あともうちょっと、四角形じゃなくて細かく選択できないかな。

でもこんな細かく人口を把握できるなんて。
しかも将来人口。

最後に「施設周辺の将来人口」というのも見られるらしい。

クリックすると各種施設の周辺エリアが表示される。
右メニューで「表示する施設を指定する」から
「市役所・区役所」「図書館」「体育館」「公民館」「公園」を選べる。
民間の商業施設が選べないのは残念だけど。

施設からの距離も100m~10kmのなかで指定できるみたい。

見たい施設のところにマウスオーバーすると、
「指定範囲の人口変化を見る」っていうのが出て、
クリックすると詳細が分かるようになっている。

「松江市役所」でみると…

なんかさっきよりもすごい減り方。

…あ、大学図書館を指定すれば、
大学周辺人口の推移が分かるじゃんね。

2020年まではいいけど、2030年から危険なんだね。
そのころには他の大学に移ってるかも分かんないけど。
2050年にはいよいよこの大学も存続しているか分からんという事態…。

ちょっと暗い気持ちになってしまうけど、
現実と正面から向き合わないと、
問題はどんどん大きくなっていくだけだから…。

簡単にデータを収集して
政策立案に時間とエネルギーを注げるように、
全国規模でこれだけ細かいデータを出せるのはいいね。

Pocket
LINEで送る